ソフトウェアの作り方は、長いあいだ2つの間で揺れてきました。全部を先に決めるウォーターフォールと、小さく作って直し続けるアジャイルです。
2つが、それぞれ払ってきたもの
ウォーターフォールは、大きな物を崩さずに作れます。けれど、お客にとって価値があるかが分かるのは最後です。最後に分かって作り直すと、高くつきます。
アジャイルは、お客の価値を早く確かめられます。けれど、小さな土台に足し続けると、ある大きさで崩れます。資料は後回しになり、全体を知っている人がいなくなります。
AI で、変わった値段
この2つの取り引きは、「設計と資料は高い」「作り直しは高い」という前提の上にありました。AI は、その値段を変えました。
- 設計書の8本を書くのに、何週間もかかりません。人は問いに答え、AI が書きます。
- 説明のページ、資料のページ、オウンドメディア、プロモーション動画の4つを、作る前に数時間で作れます。
- その4つを、ペルソナの AI に見せて、違和感を探せます。直して、もう一度見せるまで、数時間です。
つまり、作る前の周回が、出してから測る周回より、ずっと速く、安くなりました。
止揚(アウフヘーベン)
ビーズビルディングは、2つのよい所を残し、合わない所を捨てて、1つにします。前の段は滝のように、全部を先に描き、確かめてから固めます。後ろの段は群れのように、ブロックに分けて同時に作ります。
アジャイルからは、速さと、客の価値を先に確かめることと、変えることをいとわない心を残します。ウォーターフォールからは、全体の設計と、データの持ち主と、約束の型と、試験の計画を残します。捨てるのは、小さな土台に足し続けることと、最後まで価値が分からないことです。
門が、2つをつなぐ
滝と群れの間には、門があります。人が、進む、範囲を変える、やめるを決める所です。門の前は、変えるのが安い。門の後は、設計どおりに作る。この線を引くことで、速さと大きさを両方取れます。
BeesBuild Camp では、Day 2 の最後にこの門を置きます。勢いで作り始めない、という約束です。くわしくは、ドキュメントの作る前の門に書かれています。